面積 | 1万2,190平方キロメートル |
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人口 | 約25万人 |
首都 | ポートビラ |
民族 | メラネシア系、その他 |
言語 | ビシュラマ語、英語、仏語 |
宗教 | 主にキリスト教 |
■内政
バヌアツはかつて英・仏が共同統治下を行ってきたことから英系と仏系の政党が政権争いを繰り返して内政は不安定な状態が続いてきた。
2004年11月にボオール首相(仏系)が単独で台湾を訪問し、台湾との外交関係樹立のコミュニケを発表したが、ほとんど全ての閣僚は「一つの中 国」政策を維持すべきとの立場を表明したため、ボオール首相の内閣での立場が孤立し、結局同年12月に内閣不信任動議が提出、可決され、新首相にハム・リ ニ(英系)が選出された。
2008年9月に行われた総選挙では、エドワード・ナタペイ元首相率いるバヌアアク党(VP)が11議席、現職のリニ首相率いる国民連合党(NUP)が8議席をそれぞれ獲得。各党間の多数派工作の結果、ナタペイVP党首が首相に選出された。
2010年12月、ナタペイ首相に対する内閣不信任動議が可決され、サトー・キルマン副首相兼貿易大臣が首相に選出されたものの、2011年4 月、キルマン首相に対する不信任決議が可決され、過去に3度首相を務めた経験があるボオール氏が4度目の首相に選出された。その後5月、議会がボオール首 相を選出したことは違憲との控訴審判決がなされ、キルマン氏が首相に復権したが、6月にバヌアツ最高裁が2010年12月のナタペイ首相(当時)の排除及 びその直後のキルマン首相選出は違憲と判断し、ナタペイ元首相が暫定首相に任命された。その後6月に行われた選挙によりキルマン氏が再び首相に選出され た。2012年10月の総選挙において、キルマン首相が再任された。
2012年12月,キルマン首相に対して不信任決議案が提出され,2013年3月キルマン首相が辞任。バヌアツ議会は首相選挙を実施し,カロシル首相が選出された。
2014年5月,カロシル首相に対する不信任動議が可決され,バヌアツ議会による首相選出投票でナトゥマン首相が選出された。
■外交
外交関係の多角化、南太平洋諸国、特にPNG、ソロモン等メラネシア諸国との連帯強化、非同盟主義の推進、各地(ニューカレドニア等)の独立運動支援、反核政策推進。
■経済
コプラの生産と自給自足農業を基盤とするが、都市部と農村部では大きな格差がある。恒常的な輸入超過で、赤字を外国援助で補填。近年は農業の多様化と観光 振興に力を入れている。また、1997年半ばよりADBの協力のもと大規模な行政・経済改革である「包括的改革計画」を実施しており、2003年には中期 計画として「優先課題・行動計画」を策定した。2003年、2004年は前年のマイナス成長を脱し、それ以降基本的にプラス成長を記録している。