今は、若い人たちも「季節感」なんて言い出しました。
エコロジーの考えなのか、「天然素材」だの「有機農法」なんて言葉がさかんに出てきます。
「環境ホルモン」なんて言葉はなかった20年前から「シンプルライフ」を目指していた元若者たちも、IT革命の主役を務める今の若者たちにも、「旧暦」は知る人ぞ知る存在になり始めたのです。
中国から日本に伝えられて1200年来、日本の歴史を刻んできた「旧暦」(農暦)が、年配の人達以上に若者に注目されているのはナゼでしょう。
でも、話題になっているわりに、この暦の成り立ちを知って実生活に役立てている人は、日本ではまだ5万人足らずだと言われています。
もちろん、占いや姓名判断など、易学に旧暦を使う人は別ですよ。
旧暦を「自然暦」として発行したのは日本の国際交流団体の『大阪南太平洋協会』。
日本文化の原点の一つと捉えて、自然回帰活動に活かそうとしたのが26年前のこと。何とその後、この暦は特許庁から『実用新案』の認定を得たのです。
協会の目的や活動内容、例えば自然とのふれあいセミナー、囲炉裏付き農園別荘、パプアニューギニアでの支援活動などは、活動ページをご覧下さい。
旧暦普及活動には、たのもしい助っ人がいらっしゃったのです。それは小林弦彦さん。繊維会社の常務さんですが、タイに赴任しておられたとき、アジアでのビジネスや国際交流に、旧暦の知識は不可欠と感じられ、独自に研究と普及活動を続けていただきました。有用性が各界に口コミで伝わっていったのかな?
その小林先生が協会のメンバーになられて、以来、年に4、5回『旧暦勉強会』をボランティアで開いていただいていました。現在は今は亡き小林先生の研究を引き継ぐ一番弟子の当会・松村理事長が率先して旧暦普及に頑張っています。もっと詳しく旧暦をお知りになりたい方!ぜひこの勉強会に参加してみませんか?幅広い楽しいお話が聞けますよ。